列車
日々何かを書き連ねるサイト
top about neta log

個鍵のSS加賀尾の戯言とか棒人間とかが気に入りましたらポチっとお願いします。
ネタページ(ブログ)始めました。個鍵の中、長編や加賀尾の馬鹿が見れます。

ただいま、加賀尾が急病により更新一時停止中です。ネタページでも見て気長にお待ちください。


ドッペルゲンガー。                  2006/11/29 個鍵
真夜中に目覚めて 手を洗う私
日常がぼやけて 闇の中
鏡に映った幼い私が
優しく微笑んで手招きをした

鏡の内側は ただ深い森
すぐ傍を過ぎるのは気配だけ
私と同じ顔をした少女が
闇の向こうに走り去っていく

追い駆けるけれど 不安なの
今ここは彼女の世界なの
迷った 私は 今宵の森の
招かれざる客

目の前に舞い降りた 黒い姿
灰色の狼は シルクハット傾げ
どこに行くのかと私に問うた
黄色い月に立ち尽くした私

後ずさり 一歩で 湖に落ちて
私は 再び 眠りに落ちる
私とは違う顔で笑う少女が
私を抱えて口づけをした


Next→加賀尾「夜想曲」
























悔悛。                        2006/11/28 加賀尾
久しぶりです。
秋休みいやっほーとか言ってたら、ぎっくり腰になりました。
というわけで、あまりモニタの前に座ってられないので
今日は手抜きをするのを悔悛したりはしません。ご了承を。

Next→個鍵「ドッペルゲンガー」







箱庭。                         2006/11/27 個鍵


ひゅううううう……(落下音)

どげしぃっ!!
 痛゛ー――――――っ!!!


 っはーい!
 十日間の長旅「試験週間」から、個鍵がとうとう帰ってまいりました。
 あー長かった長かったです。数学は相変らずきつかったですねー。
 しかしまあ、これで単位がコナ━━━(・A・)━━━イ!!!!ということにでもならない限り、私はしばらく楽しく暮らせることでしょう。
 まー今の私はこんなしがないSS書きですが、いずれは立派な大人ってヤツになりたいわけです。
 文章を書き続けているのも、いずれ理系分野に新しい風を吹き込むようなセンシティブな研究がしたいからで。
 こうして執筆の媒体もどんどんパソコンになりつつある昨今、このクリエイティブなマシンで情報発信を試みる人をサポートしたいなーなんて考えてるんですよ。
ん? そういえば、こんな所に紙が一枚……


……箱 庭 ?


 ……違う! 違う違う違う!!
 私は箱庭の中にいるわけじゃない!!
 楽しく安穏な日々を守ろうとしてるのは確かだよ、でもそれは自分の箱庭の中で安心してるんじゃない! 未来への見通しが全くつかないのも、自分で枠を作ったからじゃない!!
 夢は、自己満足なんかじゃ……ない……
私は……私は……


(下手に退場、すぐに再登場)
(お辞儀)というわけで、今後ともよろしくお願いします。

Next→加賀尾「悔悛」

































犯人。                        2006/11/13 加賀尾

ほんと、くっだらないことなのだけれど。


2年前くらいかな、まだ高校生で地元にいたころの話。

5月頃、ようやく雪解けが終わる。(北国ですから)
春の息吹をのんきに感じていた私の周りに、事件は起きた!(うざい)

夜中。
「ふえええええんっ、ふええええええええん」
窓が開いているわけでもないのに聞こえる、赤ん坊の泣き声。
目が覚めた私は、恐ろしくなって、窓を開けたが
赤ん坊の姿などどこにもない。
気のせいか、と思い窓を閉め、眠りにつこうとしたが
泣き叫ぶ声の大きさは増すばかり。
ホラー系駄目な私は結局その日、眠れなかった。

しかし、その泣き声は、それから1週間近くも続いた。
深夜ではなく、朝方に泣き叫ぶ声も聞こえた。

あまりにイライラした私は、一体何なんじゃゴルァ!と妙に怒り
朝方、泣き声がし出した頃に、家の外へ出て、赤ん坊の姿を探した。

………………………。

いや、はい、泣き声の出所は見つけたんですよ。

犯人は、盛りのついた猫ちゃんだったのでした。
最悪なオチ。

Next→個鍵「箱庭」





























絶望と歓喜のコントラスト。              2006/11/12 個鍵


秋深まるある日。

唐突に、こう言われた。


「あなたがいると、この集団が成り立たない」




私は、最大級の報復を、
 極上の笑顔で彼らに向けた。


行き場を探した日。

迎えられて、こう言われた。


「あなたに 期待している」




私は、とんでもない仏頂面で
 空を飛ぶような快感を打ち消した。


どっかの実話だとか。
Next→加賀尾「犯人」





























まぶたの裏側。                   2006/11/11 加賀尾


ふと
静かに

目を閉じる。
見えてくる夢。
幼い時の思い出。


握られた小さな手は
離れまいと柔くも力を持つ。

「あいしてね」というささやき。
指先から、こんなにも伝わるのか。


包まれすぎていた思い出を
ただただ優しく剥いでいくのは

――――――― 一滴の涙の重さ。

ああ、「幸せ」と、云っていた。

既にして、もうそれは、
表には、見えない。


「あいされてた。」


Next→個鍵「絶望と歓喜のコントラスト」





























ジェファーソン博士の憂鬱。             2006/11/10 個鍵

 このところ、社会学部の教授たちは新しい反戦論の執筆に躍起になっていた。その中でジェファーソン博士には、より実際的な問題解決の手法についての新案提出に期待がかかっていた。

 ジェファーソン博士は数年前に「国土分割システム」の開発で名声を得た。領土争いが絶えなかった紛争地域を、それは一瞬で二つの国に分割してのけた……それは二つの民族名から一種を選んでランダムに出力するルーレットだった。指名された民族の代表がその地域に国境線を引き、もう一方の代表がその内どちらを自国にするか選んだのである。

 学会の日、ジェファーソン博士は人々の期待を大きく上回る新発明を発表した。今度の案は、その地域で争う民族が何団体いても使える画期的な手法であった。
 まず、信頼のある非営利の国際団体が、合議の上地域を分割する。これは今までにも考えられてきた案であるが、どうしても分割した地域に不平等が生じていた。
「それは仕方がないことです」
博士はうなずいた。
「そこで、私が発明したのは新しい『順番決め』のシステムです。ルーレットより信頼の置けるこの方法を使って決まった順番に従って、自国にする地域を選べばよいでしょう」

 それは、代表者たちが自らの手を使って、三つの決められた形のうち一つを作ることによる。
 三つの形にはそれぞれ、他の形に対しての強弱が定められており、それは巧みな循環理論によってどれが際立って強いということもないように作られていた。これによって勝敗を決め、勝ったものから順に早い順番を獲得する。
 学者たちはこぞってこの案を褒め称え、紛争の根絶を確信した。


Next→加賀尾 「まぶたの裏側」


























時間と空間。                    2006/11/09 加賀尾
1987年の今日、
私は母親の胎内という空間からこの世界に生まれ落ちた。
ちっぽけな空間から、広い広い世界という空間へ。

父の強さ、大きさに憧れた自分があった時間、空間。
母親が私を抱き上げながら歌っていた時間、それが有った空間。
友との語らいで楽しかった時間、空間。

今日、この日を迎えた幸せを感じている時間。
みんなの祝福に包まれている空間。

生きてきた全ての時間が嬉しい。 そして今、生きている幸せ。

そんな1日。




///////////////////////////////////////////////////////////////
と言うわけで、今日で19歳になりました。加賀尾です。
本日1番のプレゼントはプログラミング入門の期末テストでした。死にました。
ちなみに母親からのプレゼントは健康食品でした。私を何歳だと思っているのか。
個鍵からもバースデーカードもらいました!個鍵ありがとう。これからもよろしく。

ちなみに、今日はカンボジアとコロンビアの独立記念日だそうです。やっほい。
119番の日でもありますね。ちなみに私の父親は消防士です。びっくり。
かの有名な細菌学者野口英世の生まれた日でもあります。
また、芸能界唯一神えなりかずき氏の誕生日です。
///////////////////////////////////////////////////////////////

Next→個鍵 「ジェファーソン博士の憂鬱」




























薄灰色の猫。                     2006/11/08 個鍵
 埃の溜まった扉を開けると、がらんがらんとカウベルが控えめに騒ぎ立てる。
「よ、ばあさん。なんかいいもの入ったか?」
 店内は相変わらずごみごみしていて、価値も古さも様々な骨董品が所狭しと並べられている。よく観察しておかなければ、品物の移り変わりすら分からない。
「……と、なんだ、今日は留守か」
「ふぎゃあ」
 俺の独り言に、猫がしみたれた返事をした。こいつは薄灰色をした憎らしい老猫で、いつも留守番を勤めている。この店は戸締りをまるでしないが、万一不届きな連中が入っても、この猫に睨まれては引き下がらざるをえないだろう。
「で、今日は何を持ってきたんだい?」
俺が商品を調べていると、猫は静かに聞いてきた。
 こういう話をすると極端に嫌な顔をする人もいるが、この猫が喋るのはもはや日常だ。
「ん? こいつはいい絵だよ。正直、ばあさんが留守でよかった……こいつばかりは、言い値で買ってもらわないと」
「ほお、そんなにいい絵かい。そいつは楽しみだねえ」
「まあ、今日は図版だけ置いていこうか。値切ろうとしたら、お前が止めろよ?」
「さあ、そいつはどうだろうね」
猫は憎らしいなりに喉を鳴らして、
「ま、よくしてくれるさ。店に若い男が出入りするのは悪くないって、いつも言ってるしよ」
「へえ、ばあさん、お前にそんなこと言ったのか」
「意外かい」
「いや……お前とばあさん、仲が悪いのかと思ってたからさ」
「おやおや、どうしてだい?」
「だってお前、ばあさんがいるときは店にいないだろ?」
 意表を突かれたようにきょとんとした老猫はいつになく可愛くて、俺は頭をぽんぽん、と叩いてやった。
「じゃ、ばあさんによろしくな」
 俺はさっと後ろを向いて、店を出た。

Next→加賀尾 「時間と空間」




























遺伝子操作。                    2006/11/07 加賀尾
遺伝子組み換え作物やら、色々問題の多いことですね。
ある動植物の遺伝子の一部をいじったり、
違う遺伝子を組み合わせたりする。

私が強烈に覚えているのは、小さい頃マンガで読んだ「光るメダカ」。
メダカの卵に、蛍の「光る」という命令を持った遺伝子を注入する。
大きくなったメダカは、光るようになった。

小さい頃光るモノが好きだった私は、引き込まれるように
その話を何度も繰り返し読んだけど。
今となっては、とても恐ろしいことだと思う。

ものすごい強引な話になってしまうけど、
近代において人間は自然に逆らい、自然を抑え込むように
川をコンクリートで覆ったり、森林伐採などをしてきた。
私にとって遺伝子操作は、自然に逆らうことを、
遺伝子レベルでやってしまうことのように思えてしょうがない。

しかし、遺伝子操作の技術で救われる人もいるのかもしれないと考えると、
また複雑であったりして。
結局人間として生きている私は、人間が大事なのかな、とも思ってしまった。

Next→個鍵 「薄灰色の猫」






















もう二度と、戻れない。                2006/11/06 個鍵
「近寄らないで!」
 切り立った崖の上で、大槻光代(27)は長い髪をもみくちゃにされていた。しかし彼女は怯むことなく、近付こうとする人々を、自分に向けて構えた包丁で威嚇する。
「大槻さん、馬鹿なことは考えないで!」
 そう訴えかけるのは、葛西節子(36)。青森を訪れた光代たちのツアコンを勤めていた。
「来ないでよ! あたしなんか、もう死んじゃった方がいいんだわ!」

 大槻光代は一週間前に家族と共に青森を訪れ、ずっと節子がガイドを勤めていた。
 しかし二日目の朝、節子は下見に訪れた渓谷で、光代の夫、拓郎(30)の絞殺死体を発見したのである。更にその夜、拓郎の姉である綾子(35)までもが刺殺死体となって大浴場で発見された。
 警察は、青森に住む拓郎の愛人、鮫島智美(26)をマークしたが、節子は食べ物の好みと選んだ土産物から光代が犯人ではないかと推理。うだつのあがらない担当警部・大橋義正(42)にはっぱをかけ、ついにアリバイトリックを見破ったのである。

「あの人が好きだったわ……でも、もうあの幸せな日々には永遠に戻れないのよ!」
「そんな……光代さんが死んだら、咲子ちゃんの面倒は誰が見るんですか!?」
「……咲子には、悪いことをしちゃったわね……でも、殺人者の親がいるよりは、いいわ。あの子の面倒は鮫島さんが見てくれるでしょう。母親違いの弟だって、もうすぐ生まれるんだから」
「それは違うぞ、大槻!!」
 そこへ、走ってきたのは大橋と、そしてそれに続いて、
「鮫島さん!?」
「拓郎さんは貴方に隠してたのよ。私のお腹にいるのは、貴方の子なの!
拓郎さんは貴方の体調を気遣って、誰にも内緒で私を代理母にしたのよ。この旅行が終わったら、貴方に伝えるつもりだって言ってたのに……」
「そ……そんな……あの人が……」
あまりの衝撃に、光代は刃物を取り落として座り込んだ。
 節子は優しく語り掛ける。
「罪は償えばいいじゃないですか。過去には、誰も、もう二度と戻れませんわ。でも、これからやり直すことは、きっと出来ますよ」
号泣する光代に、大橋は静かに手錠をかけた。
      <長くなりましたが、この話はフィクションです。>

Next→加賀尾 「遺伝子操作」































銀杏。                        2006/11/05 加賀尾
私は食わず嫌いで銀杏を食したことがない。
だって、その、なんか、イヤ。(ぇ)

関連してイチョウ(公孫樹)の話。
調べてみるとイチョウって結構古くからある植物らしい。
何だっけ、遺存種とかいうやつ。
地質時代から栄え、現代では衰えている、そんな植物。
動物だとシーラカンスとかも遺存種らしい。
「生きている化石」とも表現される。

何かあまりに身近な木だったから(特に秋とか)、
そんなに気にも留めることはなかったけれど。

古い古い歴史を生きてきた木なんだな、と思う。

自分の通ってた小学校の周りには、たくさんのイチョウの木が植えられていた。
秋になると、通学路が黄金色に染まる程に。
その道の中に、銀杏の実を見つけることはなくて。

ああ、小学校にあったイチョウって雄株だったんだ!(今更かい)

何か、オハツキイチョウとかビロボールやらイチョウ酸やら
受精が遅いとか他にもネタがたくさんあるイチョウ、銀杏。

気が向いたら、調べてみるのもいいですかもよー。

Next→個鍵 「もう二度と、戻れない。」

























錬金術。                        2006/11/04 個鍵

錬金術師であった彼は、当然のごとく力の源「賢者の石」を捜し求めていた。
そして独自の研究を重ねること数十年、ついに彼はそれらしきものを作り上げることに成功した。そこで彼は、裏山の黒い石をそれと共に練成してみることにした。
すると、岩石はみるみるうちに純銀に変わったのである。
なぜ金ではなく銀なのかは分からなかったが、気をよくした彼は裏山の石を次々に練成し、巨万の富を得た。

彼のいた町で大規模な酸化銀の地層が見つかったのは、それから更に数十年後のことである。


錬金術師であった彼は、当然のごとく力の源「賢者の石」を捜し求めていた。
そして賢者の石が東の国にあると聞いた彼は、私財を投げ打って探求の旅に出かけた。
東の国にたどり着き、彼は賢者の石を探したが、人々は一様に知らないと言う。力ずくで聞き出そうとしたが、皆ひどく怯えながらも答えようとはしない。
仕方なく彼は些細な土産だけを持って、失意のうちに故郷へと帰還した。

彼は巨万の富を得た。東の国の美術品や嗜好品は、破格の高値で売れたのである。
その後、おこぼれに預かろうと多くの人々が東を目指したが、東の国の人々は、震え上がりながら彼らに高級品を捧げたという。

Next→加賀尾「銀杏」






















封印。                        2006/11/03 加賀尾
ゲームやマンガでよく目にする「封印」という言葉。
本来使われる意味って書類厳封するのに
判子を封筒の口に押すことだったんだね。

・・・大学受験の時に初めて知ったんですけど(無知)

各大学に願書出す時って、国公立、私立大学にかかわらず
だいたい「調査書」っていうまぁ内申書みたいなもの出します。
それが入っていた封筒は、厳重にのりづけされて
その上からごっつい判子が押されてました。
それで初めて「封印」の意味を知ったんです・・・(遅)

高校の担任の先生が耳にたこができる程に
「自分で調査書の封筒開けたら駄目だからね☆
 無効になっちゃうから☆」
って言ってたのが妙に記憶に残ってます。


自分は、過去の記憶で「封印」したいものが大量にあるなぁ(泣)
イヤなオチになってしまった・・・。

Next→個鍵「錬金術」

武装錬金見てたものでつい(ヲイ)






















ダイヤモンド。                     2006/11/02 個鍵
〜第一回・個鍵の雑談雑学小部屋〜

……別にSSだけでは自意識が満たされないわけではないのです。
というわけで、ダイヤモンドですね。
さて、最も高価かつ美しい宝石であるダイヤモンドですが、ファンタジー小説にとっては扱いにくい題材でもあります。
その辺の物語をあさっても、明確に鉱物としての「ダイヤモンド」がモチーフとして扱われている世界観はめったにありません。むしろ、輝度も強度も格段に劣る「クリスタル」が非常に重視されているのはご存知だと思います(笑)。
これは語感も一因だと考えられますが、更に致命的な理由には、日本的な美意識が問題なんですね。
ダイヤモンドのことを漢字で「金剛」といいますが、明らかに美しさよりも硬さが重視されています。「瑠璃」、「玻璃」あるいは「翡翠」といった古来の宝石と比較すれば、味気ないイメージが拭えません。
美意識に合わなかったわけです。おそらく。

その中でダイヤモンドに関する名作を選ぶなら、ル=グウィンの「ダークローズとダイヤモンド(「ゲド戦記外伝」収蔵)」をお勧めします。
純粋ないい小品ですね。


Next→加賀尾「封印」






















おまじない。                     2006/11/01 加賀尾
おまじない。
ユリオカ超特Qしか浮かんでこない懐かしいですね。

子供の時結構色々なおまじないが
本やら雑誌やらに載っていたりしたけど、
今となっては結構恐ろしいと感じるものが多かったり。
「好きな人の髪の毛を一本花びらと一緒に
瓶の中に入れておまもりにしよう」
なんてのがあった気がしたけど(うろ覚え)
結構こえーよそれ。
てか髪の毛って。そんなもの手に入れて
なおかつ持っている勇気があるなら
告白も余裕でしょうが。

ユリオカ超特Qのネタに似たようなのあった気がしてきた

子供の頃は願い事がかなう、とか言うおまじないや言い伝えとか
すっごく純粋に信じていたのに、
大人になりかけている自分は小さなことにも疑いの眼を向けてしまう。

少しだけ、昔に帰りたい気がしてきた。

Next→個鍵 「ダイヤモンド」






















過去と未来。                      2006/10/31 個鍵

道に迷って歩くうち、闇の中に街を見つけた。
門の左右で、老いすぎた樫の木が俺に話しかける。
「お前にはもう未来がない
 お前に未来は与えられないぞ」
街はどこまでも廃墟だったが、広場に少年が立っていた。
夜より黒い髪と服、大鎌を抱えた少年だ。
俺が尋ねると、こんな風に言う。
「僕には永遠の未来が与えられてしまったよ
 僕は過去を持たないのに 未来になんて行けやしないのに」
そして、俺の腰ですすり泣く。
「ねえ 君の過去を分けておくれよ
 からっぽで真っ暗で 死にそうなんだ」

俺の過去を食い潰して、少年は永遠に立っている。
少年は臆病で、限りある過去を支えとすることが出来ない。
朝が来れば、永遠の未来など一瞬で消えてしまうのに。


……ハロウィンネタにしようとしたなんて今更言えない(涙)

Next→加賀尾 「おまじない」





















のんびりやっていくさ。               2006/10/30 加賀尾
やってたブログがあっさりと親バレしたりして
このご時世に日記?サイトなんか作ってしまったわけですよ。
そしてそれに便乗してくれた「個鍵」、ほんとに有り難う。ぶっちゃけまだそのハンドルネームの読み方わからない

とりあえずこのヘンテコページは
基本毎日更新で、ヘンテコな二人が
お互いにヘンテコなお題、テーマを出し合いながら
ヘンテコなことを書いていくヘンテコなところです。

Next→個鍵 「過去と未来」
















フルーツショッピング「ベストセレクション」
プライズ・プライズ!
文芸Webサーチ

inserted by FC2 system